スキンケア

アメリカFDAが3年以内に全廃するトランス脂肪酸とは

トランス脂肪酸

アメリカのFDAが3年以内にトランス脂肪酸を全廃すると発表しましたよね。
トランス脂肪酸は長年にわたり肥満や心臓病に関する危険性が懸念されてきました。ここでようやく「食品として安全ではない」とストップがかかりました。そんなトランス脂肪酸が多く含まれる食品とは、油脂類に多く、マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングに含有量が多い製品があります。バター、植物油脂、動物油脂にも比較的多く含まれていました。

 

食品にはどうしてトランス脂肪酸が含まれるんだろう

トランス脂肪酸には、天然に食品中に含まれているものと、油脂を加工・精製する工程でできるものがあります。

天然にできるもの

天然の不飽和脂肪酸はふつうシス型で存在します。しかし、牛や羊などの反芻(はんすう)動物では、胃の中の微生物の働きによって、トランス脂肪酸が作られます。そのため、牛肉や羊肉、牛乳の乳製品の中に天然に微量のトランス脂肪酸が含まれています。

 

油脂の加工・精製でできるもの

常温で液体の植物油や魚油のから半固体又は固体の油脂を製造する加工技術の一つである「水素添加」によってトランス脂肪酸が生成する場合があります。

水素添加によって製造されるマーガリン、ファットスプレット、ショートニングや、それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などにトランス脂肪酸が含まれています。

また、植物から油を絞る際には、精製する工程で好ましくない臭いを取り除くために高温で処理を行います。この際に、植物に含まれているシス型の不飽和脂肪酸からトランス脂肪酸ができるため、サラダ油などの精製した植物油にも微量のトランス脂肪酸が含まれています。

出典:農林水産省HP

 

 

脂質は三大栄養素の一つで、食品からの摂取量が少ないのも健康リスクを高めてしまうことがあります。ですが、脂質は炭水化物やたんぱく質の同じ量当たりのエネルギーが大きいため、取りすぎは肥満や生活習慣病のリスクを高めることも。

トランス脂肪酸は、食品からとる必要がないと考えれており、取りすぎは健康への悪影響が心配されます。トランス脂肪酸は摂取量が多いと血液中のコレステロールが増えます。また善玉コレステロールが減ることが報告されています。

 

=食品のトランス脂肪酸含有量=

トランス脂肪酸含有量が1%以上あるものが赤字で表示

食品群 品名 トランス脂肪酸
含有量(g/100g)
穀類 食パン* 0.030~0.32
食パン 0.046~0.27
ロールパン* 0.14~0.47
クロワッサン* 0.29~3.0
菓子パン* 0.039~0.78
菓子パン 0.15~0.34
乾パン 0.18~0.64
即席中華めん 0.024~0.38
即席カップめん 0.028~0.16
味付けポップコーン1) 13
豆類 油揚げ 0.12~0.22
がんもどき 0.068~0.13
肉類 和牛(肩) 0.28~0.55
和牛(肩ロース) 0.52~1.2
和牛(サーロイン) 0.54~1.4
和牛(肩バラ、トモバラ) 0.22~0.80
和牛(モモ) 0.12~0.81
和牛(ヒレ) 0.22~0.86
輸入牛(肩) 0.31~0.36
輸入牛(肩ロース) 0.51~0.88
輸入牛(サーロイン) 0.60~1.2
輸入牛(肩バラ、トモバラ) 0.24~0.49
輸入牛(モモ) 0.12~0.70
輸入牛(ヒレ) 0.24~0.54
牛(タン) 0.012~0.045
牛(テール) 0.12~0.13
牛(心臓) 0.25~0.48
牛(肝臓) 0.021~0.054
牛(ハラミ) 0.79~1.5
牛(ミノ) 0.005~0.11
乳類 牛乳(種類別牛乳) 0.069~0.13
低脂肪牛乳 0.036
低脂肪乳 0.024
乳飲料 0.024~0.19
プロセスチーズ 0.48~1.1
ナチュラルチーズ 0..50~1.5
乳酸菌飲料 0~0.003
ヨーグルト 0.065~0.11
練乳 0.005~0.23
コーヒークリーム 0.011~3.4
生クリーム 1.01.2
コンパウンドクリーム 9.012
ラクトアイス 0.008~0.27
アイスミルク 0.13~0.28
アイスクリーム 0.28~0.60
脱脂粉乳 0.022~0.026
油脂類 バター 1.72.2
マーガリン2) 0.94~13
ファットスプレッド 0.99~10
食用植物油 0.0~1.7
食用調合油 0.73~2.8
牛脂 2.7
ラード 0.64~1.1
ショートニング 1.231
菓子類 米菓 0.003~0.62
ショートケーキ* 0.40~1.3
アップルパイ、ミートパイ* 0.34~2.7
デニッシュ* 0.41~0.98
シュークリーム 0.26~0.93
スポンジケーキ 0.39~2.2
イーストドーナツ 0.27~1.6
菓子パイ 0.37~7.3
半生ケーキ 0.17~3.0
ビスケット 0.036~2.5
クッキー 0.21~3.8
クラッカー 0.049~0.81
ポテトスナック 0.026~1.5
コーンスナック 0.084~0.22
その他スナック(小麦粉主原料) 0.099~1.3
チョコレート 0~0.71
調味料・香辛料類 マヨネーズ及びマヨネーズタイプドレッシング 1.01.7
ドレッシング 0.49
ドレッシング* 0~0.88
カレールウ* 0.78~1.6
ハヤシルウ* 0.51~4.6
その他のソース* 0.032~1.1

出典:農林水産省のHPより

味付けポップコーン、コンパウンドクリーム、ショートにングは10%以上の含有量になることも!ショートニングの31%は結構驚きの数字ですね。ショートニングはお菓子やクッキーにサクサク感がでることからよく使われています。サクサク感をとるか、体の安全をとるか。。パンにもよく使われますね。以前、「いつものパンがあなたを殺す」という本を読んだことがありました。これにも色々とパンについて書かれていました。


「いつものパン」があなたを殺す: 脳を一生、老化させない食事 (単行本)

 

油脂類には見事に1%以上含まれていますね。植物油でも精製する時に水素添加や高温処理などを行った際に発生してしまうので、買う時には気にしておくと良いですよね。また、今話題のココナッツオイルも同じですのでトランス脂肪酸ゼロのものを選ぶと良いと思います。

 

トランス脂肪酸フリーの有機ココナッツオイル

有機エキストラヴァージンココナッツオイル 500ml

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